今日友人が
「死ぬときまで役者として生きたい」
と言っていた。

今の私にはそんなふうに思えるものはないけれど、
死ぬときには自分が一番好きな人にそばにいてほしいと思う。
よくありがちなシチュエーション。
そう、あれがしたい。
そして死ぬときまで「ワタシ」を胸に刻んでほしい。
私が死んだあともずっと一人でいてほしい、とかではなくて、
私という存在を「なかったこと」にしてほしくない。
今は会わなくなってしまった友人たちにも、同じように思う。
私という人間と関わったこと、
私という存在がいたということを、
大切な人たちの記憶のなかで「なかったこと」にしてほしくない、というただそれだけだ。
それ以上のことは望まない。
言い換えれば、
それ以下にはしてほしくない、ということ。
それだけの人間でありたいと思う。