帰れるおうちがある幸せ

私が今しているお仕事はホームレスの自立支援に関わるお仕事なのですが、今日ミーティングで出た話題で例の給付金のお話がありまして。
現在日本の路上生活者は推定2万人。もし、この人たちに安定した住居を確保するとして、1人100万円かかるとします。すると、100万円×2万人=200億円です。今回の給付金の支給総額が2兆円と言われているので、100分の1の金額です。
これってどうやねんというお話です。もちろん1人100万円の予算ですべてが解決するほど問題は単純ではないけれど、こういう数字を見ると路上生活者をなくそうと政府は思っていないんじゃないかという邪推をしてしまいます。
このあいだも知り合いのホームレスの人と話をしていて、このあいだ淀川の河川敷で凍死している人がいてね、という話が出ました。いかなる理由で今ホームレスになっているにせよ、この今の日本で、しかも大阪で、凍死をする人がいるという現実はおかしいと思う。

ちなみに生田武志さんが以前京都新聞で連載記事は、読みやすくまとまってていいと思う。(→越冬する野宿者たち
ぜひいろんな人に読んでほしいなぁ。