今度は頭がいたい

ささま、野菜さま、コメントありがとう。ちゃんと生きているのでご心配なく。野菜さま、来週お会いしましょう。

さて、今度は頭が痛いよー。何でだろう。そして、以下はただの愚痴です。

ところで、よく「白衣の天使」という言葉を聞きますが、その実態はどうであれそういう錯覚(じゃないかもしれないけど)を起こすほどのやさしさで看護を受けた人が多いってことですよね?それは。でも、私はそういうこと一度も経験したことがない。これだけ病院通いしてるのに!!私が看護婦(今は看護師か)さんがいるような病院に行くときは大概、夜中の救急なのでしょうがないのかもしれないけど、だいたいつっけんどんに扱われるんだけど、なして???
私も優しくされたい……というのは、ぜんそくっちゅーのは因果な病気(というか慢性疾患)なので、大変なのは発作時だけで、発作がおさまってしまえばケロっとしてるわけです。残念ながら「完治」というのが難しい(アトピーとかアレルギー性のものってみんなそうですが)ので、私も普段はなんてことないわけですが(本当にびっくりするぐらい何てことないのよ、発作さえなければ)、たまーになんかのきっかけで発作が起きてしまうと大変なわけです。なんていうか、息ができないっていうのはすごい絶望感なんですが、それも発作がおさまればなくなるっていうのはわかってるんだけど、そういう感じになっちゃうのね。で、そういうときって気が弱ってるんで、優しくしてほしいんですよ。ルーチンで処置できるって分かってる患者でも、優しくしてほしいって私のわがまま?

今回はとある建物(なんの変哲もないただのスーパーだけど)に入ったら、それまで何ともなかったのに急に息苦しくなりだし、喘鳴が鳴り出し、あーやばいとか思ってるうちに呼吸困難になってきて、同時に両鼻が詰まり、鼻呼吸もできなくなって軽くパニックになりつつ、鼻も同時に詰まったのでたぶん何かの物質か環境にアレルギーを起こしたんだなぁと思ったんだけど、いつもお守り代わりに持ち歩いている吸入も持ってなくて、とにかくそこから帰って吸入したんだけどおさまらない。心臓に負担かけるからそんなに何回もしちゃいけないんだけど、4回してもおさまらない。(本当は何回しても効果は同じだからしなければいいんだけど、苦しいとついしてしまうんですよね…)で、あーこれは病院で吸入して点滴しないと無理だわと思い、友達にヘルプ。昨日はたまたま友達の家におったんだけど、友達も軽くパニックになって「救急車って何番だっけ!!!」という始末。(こういうことって本当にあるのねぇ)で、すぐに救急車来て、どうせ横になれないし、歩いてマンションの下まで降りて、救急車乗ったところで酸素マスクもらって病院行き。めがね外されて視界はぼーっとするわ、息がまともにできずでぼーっとするわで、でも意識状態はクリアなのね。軽くパニックになって、私の年齢とか苗字とかわからんくなってる友達と救急隊のおっちゃんの会話も聞こえてたし(笑)
酸素いれる前の状態でサチュレーションがぎりぎり90、酸素入れて94くらいまで持ち直して、病院到着。すぐに吸入になったんだけど、この吸入ってのがですね、やったことがある方はわかると思うんですが、すっっごい唾が出るのよ。しかも吸入で口開けてるから唾垂れ流しになっちゃうの。だから、大体吸入するときってティッシュとか何かくれるんだけど、なんもくれないのね。鼻づまりひどいから囁き声でティッシュ要求したらくれたけど。で、大体どこでも点滴は吸入終わってからするんだけど、吸入しながら点滴しようとするから吸入の口とティッシュを片手で持って腕出すしかなくて、っていうか点滴するとトイレ行きたくなるから「トイレ大丈夫?」って大体聞いてくれる(もんだと思ってた!)のに、とりあえず点滴しようとするし!30分はかかるから慌ててトイレ行かしてくれって言ったら行かしてくれたんだけど、案内された処置室のトイレは汚物が放置されとる…。げんなりしながらトイレすまして、今度はベッド移動させられて点滴するんだけど、点滴が下手!針さしてから血管探すなって!私なんてめっちゃわかりやすい針さしやすい血管してるのに!痛いよ!!で、「終わりそうになったら呼んでくださいね」ってナースコールのボタンないやんけ!しかも近くに誰もおらんし、どうやって呼ぶねん……。で、点滴してるときってなぜか寒くなるんですよ。腕出してるからか知らんけど。大体、毛布かなんかくれるんやけど、それもない。しかも点滴スピード速いし。喘息発作のときの点滴ってステロイドなんだけど、ステロイドとか抗生物質の点滴ってあんまり早いと気持ち悪くなるんよね。(←過去に点滴しながら吐いたことがある人)思わず自分でちょこっとだけ遅くしてしまったわ。わずかにだけど。そのあとも、「鼻がつまって息できない」という訴えは流され、ティッシュはくれたけどゴミ箱くれんし、点滴終わった瞬間に処置室追い出すし、めがねない上に初めての病院なのに処置室出たあとどこ行けばいいかわからんし(せめてどこ行けとか言ってほしい)、なんかとにかく最悪。あと、点滴終わった時点でのサチュレーションが95で普通に帰らされたんだけど、前に別の病院でやっぱり95以上になかなかならんくて「帰宅させるかどうか微妙なライン」と言われて、結局入院だと個室しか空いてなくて一晩2万は辛いので帰ったことがあったけど、いいのかそんなにあっさり帰して!と一瞬思った。もっとも、点滴までしたら後はすることないから、しょうがないのかもしれないけど。

友達ん家帰って(たまたま昨日はツレが友達の結婚式で松江泊で、もともと泊まるつもりだった)しっかりご飯食べて、芝居の打ち合わせして、寝て起きたら予想通り何ともなくなっとった。あーよかった。これだけひどい発作に見舞われることは1年に1回もないし、狭くなった気管が元に戻れば全然大丈夫なんだけど、うちはおばあちゃんが喘息の発作で亡くなっとって、その頃大学生だったうちの父は実家を離れて下宿していたし、たまたまじいちゃんはそのとき出張に出ていて、ひとり家の中で亡くなってるのね。で、そういうのがあるのでやっぱり心のどこかにそういう死への恐怖みたいなものってあるんだなってこういうときに気付く。だって、死んだことないからわからないけど、だんだん息ができなくなっていくって想像するだにすごい恐怖ではないですか?意識ははっきり残っとるし。昔つきあっとった彼氏に、夜中に腹痛がひどすぎて電話したら「ほな、救急車呼びいな」って言われて電話切られてそんときは我慢してしまったけど、今回は友達に「救急車呼ぶか?」と聞かれて迷わなかったものね。そういう余裕が一切なかった。息して酸素が吸えさえすればって思うんだけど、もうそれは自力じゃどうしようもないの分かってるし。

と、いうわけで非常に長い愚痴。もう今は何ともないですよ!