矯正するお金があったら…

昨年親知らずを抜いてから1年以上ぶりに歯医者に行った。そこは最近相方が通っているとこで「いい」と言うので行ってみたんだけど、確かに内容はよかったと思う。接客?も慇懃すぎず、適度に気持ちよく、全部の歯の歯周ポケットまでちゃんと診てくれて、歯磨き指導があったり、治療するとこもちゃんと鏡で見せてくれる。レントゲン見て私の歯軋りの酷さもきっちり見抜いたし。

…けど、高いんだよねぇ。うぅ。高校生の頃に通ってたボロいけど腕は良くて安い地元の歯医者さんが懐かしいです…。

で、そこで歯列矯正のポスターがあったので聞くだけ聞いてみたら、最低80万円と言われましたです。む、無理だァーーー!でも、本当はやりたいんだよね…私、上の前歯が他の歯に比べてでかい上にちょっと出てるので、笑うと必ず上の歯がちょこっと見えてすごい嫌なの、昔から。写真とかみるとげんなりする。
でも、80万円あったらなぁ〜とりあえず未払いの年金とか、奨学金の返済とかしてしまうんだろうなぁ。

昔付き合ってた人が一切そういう借金のないお家の人で、家も車も現金で払う、カード払いもしない、それが一番損がないしってことを言っていて、それは至極まっとうな話ですばらしいなぁと思うのだけれど、まったく対極な家に育った私はいつもその手の話になると気持ちがしょんぼりしてしまったのだ。
その人の「正しさ」はとてもスバラシイものだし、反論の余地なんかいつも少しもなくて、そういうところはもちろん魅力でもあったのだけれど、反面、自分がものすごくだらしのない(いや、実際だらしないと思うけど)しょーもない人間に思えて卑屈になってしまい、結局そういう気持ちをぶつけることもできずに自分の内に溜まり、決壊したところで当り散らしてしまう、というしょーもない悪循環に陥ってしまうという…嫌な女だったなぁ。ま、今もあまり変わりありませんが。
結局、「白河の清き流れに…云々」という話なのかもしれない。「正しさ」が人を傷つける、追い詰めることもある。正しいことを主張するだけでは、足りないものがあるってことなのかも、人と人との関係は。

ところで、歯軋りが酷くなるとその圧で歯と歯の間に隙間ができ、そこから虫歯やら歯槽膿漏になりやすくなるらしいです。というわけで、私は今度また歯軋り防止のマウスピースを作りに行きます。
(「また」というのは、昔顎関節炎が酷くなったときに歯軋りも原因のひとつと言われて作ったのだけれど、しばらく使わないうちに紛失してしまったのです…ばかだぁ)