中学生に戻りたい

 と,いうのは今ガーシュインの「パリのアメリカ人」を聞きながら思ったことで,この微妙にブラスバンド的な匂いは何なんでしょう?それはバーンスタインについても思うのですが。バーンスタインの「キャンディード序曲」は,中3の時の吹奏楽部の定期演奏会の曲目に私がどうしてもやりたいと言って*1入れてもらった曲で,可能であればもう一度あの曲を,というか吹奏楽をもう一度やりたいなぁと思う。
 高2でアンサンブルからすっかり離れてしまってからというもの,惜しいことしたなぁという感は年を追うごとに強まっていく。私が最後にいたエレクトーン・アンサンブルのメンバーというのは,ヤマハのジュニア専門コース及び上級専門コースの修了生ばかりという知る人ぞ知る超豪華なメンバーで,桐朋の作曲科に進んだ人とか,洗足のフルート科にいた人とか,慶応のワグネルのチェリストとかそんなんばかりで,おまけに指導は元大阪フィルの打楽器奏者ときたもんだ。そんなところで私がよく首がつながっていたなと思うのだが,まあ何にせよレヴェルの高い人たちとやる遊びっていうのは楽しいものだ。あぁ,またもう一度彼らと演奏したいなぁ。
 で,それとは別に吹奏楽っていうのも楽しかった。うちの中学は私がいた頃はようやく県大会予選のB部門で金賞(ただし県大会出場権はなし)というぐらいのもので,本当はキャンディードをやるレベルではなかったのだけれども。しかも,私はあの時たしかティンパニーだったが,3つしかないティンパニーで演奏するのは至難の業で,結局,曲の途中で足の感覚だけでチューニングを変えるという超大技に出たというのもよき思い出です。今日うっかりテレビで佐渡裕のインタビューを見てしまったせいで,東京佼成ウィンドオーケストラのCDを買ってしまいたいという欲望にかられています。A・リードの曲とか聞きたいなぁ。超懐かしい。

*1:みずはら樹里の大ファンだったのですけど,マイナー過ぎて同士がいない