今年に入ってから、先生運がいいというか、わりと好みのタイプの先生にめぐり合うなぁと思っている。でも、みんな好みなんだけど、全然違うタイプやんかーって突っ込まれそうなかんじ。顔の造作とか、服のセンスとか、体型とかてんでバラバラ。それでも、みんな好みのタイプだなぁと思うのはどうしてだろう?と考えていた。
1つ思い当たるのはしゃべり方なのかなぁ、と。うまく言えないけれども、余計なこと(変な経歴自慢とか)を話さないとか、雑談なんだけど雑談に終わらせないとか、きちんと相手の反応を見ながら話してるとか。簡単なようで実はすごく難しいことなのかな、と思う。特に授業とかは、時間が限られている上にやらなきゃいけないことがある。で、それを「やらなきゃいけないこと」というよりも、きちんと自分が教師として「伝えたい」こととしてしゃべってくれる先生の話はやっぱり引き込まれてしまう。高校時代の恩師の一人は、いつも雑談しかしゃべってないような感じがするんだけれども、実はちゃんとその中に伝えたいことのエッセンスがちりばめられていて、なおかつ時間通りにきっちり終わるという人で、今考えるとそれってすごいなぁと思う。
そういう風に「話す」ということで、きちんと自分の伝えたいことを言葉にして話すことが出来る人って、すごい尊敬するし、私はそういう人が好きなんだなぁと思う。友人にしても、恋人にしても、たとえつっかえながらでも、そうやって言葉にして伝えるということが出来る人って素敵だなぁと思うし、私はそういう人に惹かれるんだなぁと最近つくづく思う。これに声のトーンとか、使う言葉であったりとか、テンポとか間の取り方なんかがツボにはまると、ただの素敵な人から「好きな人」になってしまったりするんだな、これが。
でも、それってやっぱりどこか生まれ持ったものでもあったりするから、そういう自分ではどうにもできないような性質を好きになったりすると、顔がかっこいいとか、背が高いとかで人を好きになるのとそう変わらないのかな、とかも思ったりするんだけど。

ちなみに今の恋人は、言葉で何かを伝えることはあまり上手じゃないけれど、歌う姿にどうしようもなく惹かれて好きになってしまって、しゃべり方だけじゃなくて、そういうところに魅力を感じることもあるんだなぁと思ったりもする。彼の歌い方はすごく独特で、でもその声の通り方だとかがすごく心に残って、今でもたまに彼の歌声を聞くと胸がきゅん♪とかなってしまって、アホやなぁと思う。人を好きになるのってホントに不思議だ。