私たちは「今」を生きることしかできない。
たとえ過去に引きずられ、未来に翻弄されようとも。

今、ずっと気になっていたカサブタを剥がした。
鮮血がどくどくと流れ出している。
そんなことにしか生を感じられない私もどうかしているが、
仕方がない。今はそんな時期なのだ。
同じ色の空を見ているのに、
歌い出したくなるような気分の時があるのと同じように
泣き出したくなるような気分の時があるということ。
二面性どころか耐えようもない多面性の中に、私は在る。
そしてそれを無責任に垂れ流す様は
無様なのか、それとも痛々しいのか。
おそらく「どちらでもある」のだろう。

「人生ネタですから」と笑い飛ばす自分と、
ネタにするために(ネタになるために)もがく自分。
全然肩の力なんか抜けてない。
ガチガチに凝り固まって「イタイタシイ」。

プライドと呼べるかどうかも怪しい、
不安定な私のココロの壁を打ち崩すことはいつかできるのだろうか?

自己否定しかできない私に、
いつか澄み渡った大空を見ることはできるのだろうか。
今夜は眠剤がよく効いてきてくれているようだ。
もう、何も考えずに眠ろう。
どんなに幸せで、どんなに不幸せな夢を見ようとも
それは所詮夢に過ぎない。

私に幸せな夢を見させてください。
どうか、神様。せめて現から離れていられる間にこそ。
私は背負うべき荷を間違えているのでしょうか…?