昨日は七夕だった。
alpha-stationを聞いていたらドリカムの「7月7日、晴れ」が流れていて、あのアルバムをよく聞いていた頃のことを思い出した。
織姫と彦星は無事に会えたんだろうか?
そんなことが少し気になった。

星、といえば昔恋人と二人で夜空を見上げていて、
私があまりにも星座のことを知らないことにキレられたことを思い出す。
二人でお酒を飲みにいったかなんかの帰りだった気がする。
真夜中で、場所までよく覚えている。確か二条を少しあがったところの白川沿いだったとような気がする。
その頃の二人は、もう並んで歩いていても手すらつなげなくなっていた。
二人でいてもなんか白々した空気が流れていて、
それでも時々「やっぱりこの人が好き」と思う瞬間があって、
その一瞬のために私は会うことをやめられなかった。
会ったら苦しくなることなんかわかっていたのに、だ。
だから、あの時突然キレた彼を見て「ああ、また私はこの人を失望させてしまった」と思うと同時に「なんでこんなことでキレられてんねやろ」と思っていたのだ。
今の私ならきっと「なんでそんなことでキレられなあかんねん」と逆ギレして、
たとえ終電なんかなくっても、たとえタクシーに乗るだけのお金がなくっても、その場を立ち去ると思う。
そういうふうに、私は変わった。
それは悪い意味ではなく、自分本位になれたという意味をもつけれども。
私はもっと違う変わり方をしたかった。いや、したい。

これからでも変われるだろう。変わろうと思い続けていれば。
その場を立ち去ることで自分の思いを伝えることはできる。
けれども、それは自分の気持ちを表すだけのことだ。
相手の気持ちには踏み込めていない。
なぜ、キレるほどの気持ちになったのか。
それがわからなければ二人の関係はいつまで経っても平行線をたどってしまう。
そんな関係性ではありたくない。
自分の思いを正直に伝えること、そして相手の思いをまっすぐに受け止めること、わかろうとすること。
そして「変わる」こと。
そんな関係性を今は築きたい、と思っている。

「変わる」ことは悪いことではない。
そして「変わる」ことは長く続く道の一コマでしかない。
「変わり続ける」ものの途中に、今がある。