体の調子がいまいちだと、

心の調子もいまいちだ。

体と心は連動している。どちらも私のもの。



私を形づくるのは私ばかりではない。

私をとりまく全てのモノ、ヒトが私を形づくる。

私がしたコト、言ったコトが

形を変えて他人に伝わり、

それがまた形を変えて

私に伝わる。私の予期せぬカタチで。

それが面白くもあり、歯痒くもある。

私は一人で生きているのではない、ということ。



心の風邪を治すのは、

からまった糸をほぐすのに似ている。

結び目をよく見て引っ張ったつもりが、

却ってこんがらがせてしまったり、

何気なく引っ張ったのに、

するするとほどけてみたり。

そうやって行きつ戻りつしている毎日。

それが私の日常。



調子がいい時には

散らかった部屋を見ても

「何とかしようか」と思える。

あるべき場所にあるべきモノを戻し、

磨かれるべきモノを磨く。

生活、は単純作業の繰り返しかもしれないが

そんな繰り返しを楽しむこともできる。



いろいろなことが、

私を変え、状況を変えていく。

苦しみもまた力になる、と実感できる時

そんな風に思える自分を

いとおしいと思う。

吹く風は私を翻弄するけれども

その風にのってどこまでもゆけたら

その時にはまた新しい自分に出会える。



私、以外の生き物に出会う時

それがヒトであれ、ヒト以外のものであれ

私は私以外の生命を感じ、

生きているということを愛しく思う。

私がいることも、

あなたが在ることも。