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「結婚」にまつわる幸せ(そうな)話を聞くのは苦手だ。
家族が決して安住の関係であるばかりではないこと、
人は時とともに変わり得ること、
それを知っている私には「結婚」などできそうもない。
守れない約束を無邪気に交わすほど私は器用ではない。
今が過去の積み重ねだとしたら、
私の「今」はどのような過去の結果なのだろうか。
全てを肯定できるほど強くもないし、
全てを許容できるほど寛容でもない。
傷ついた「記憶」は
私の心の奥に巣食って、まるで生き物のように
私の言葉も行いも支配する。
「記憶」は哀しい。
……「固めるテンプ○」とか「ゴキジ○ット」みたいなんがあればええのに(笑)
「穴」を掘ってでも入りたいほどの恥ずかしい過去は
できた傷のカサブタ。
跡形もなくきれいに消える痕か、
膿んで消えない痣になるか。
……それは神様だけが知っている。