休む間もなく、美容院バイト。
次の出勤まで日があくので、それまでにやらなければならないことがたくさん。
とは言っても最近の仕事はほとんどDM書き。うちの店は少しでも気持ちが伝わるようにと、お客様のバースデーには必ずカードを送る。しかも宛名は手書き。センスのいいバースデー用の葉書を購入して、それに店のハンコを押してデコレーション。オーナーの方針で基本的に割引等の特典はつけていない。そういうものだけでひきつけるようなお店になりたくないからだと思うのだが、これに対するお客様の反応は二分される。そういうものをつけないところに魅力を感じてくれるお客様と、特典がないのなら意味がないというお客様と。接客業が難しいのは、すべてのお客様のニーズが本当に様々だから。何にせよ、社会人経験のない私には貴重な体験。
DM書きの合間に、バイトで来ている高校生のAO入試用の作文の添削。美容の専門学校の入試用なのだが、3つのテーマについて書けというだけで他に規定は特にない。そうしたら、ノートの切れ端のようなものにまるでメモ書きのように書いてきたのだ。スタッフみんなで「それはあかんやろー!」ということになり「仕事はいいからとにかくそれを書け」と言われる始末。文章の稚拙さはともかくとして、そのような正式の書類を書くということの最低限のモラル?や、最低限の文章のルール(お母さん→母)というものが身についていない。本人はすごくいい子で、仕事に対しても熱心なのだが、そういうところで社会から振り落とされることがこれからもおそらくあるんだろうなと考えると少し切ない。とはいえ、そういうものだけでもダメなのだから、社会に出るっていうことは大変なことだ。