夜中に大発作。
ほとんど言葉を発することすらできなくなった私を見て、相方がいつもとはうって変わって迅速な対応。
ホテルのフロントと連絡を取って、すぐに近くにあった島根大学の付属病院へタクシーで連れていってくれた。
サチュレーションがかなり下がっていたのだが、1回目の吸入で少し回復。2回目の吸入でようやく95まで回復。
こんなにひどい発作が起こることは稀なのだが、今回吸入器を忘れるというとんでもない事態が精神的な不安定さを招いてしまったようだ。
待合の廊下で待っていた間、彼は本当に不安だっただろうと思う。申し訳なさでいっぱい。
それと同時にすぐに動いてくれたことに本当に感謝。あんまり較べるのもどうかと思うが、こんな風に動いてくれた彼氏は過去にいなかったので本当に嬉しかった。それを伝えると「当たり前のことだよ!」と。そうなんだー……。

一晩明けて松江に移動。
松江駅で友人と合流し、島根大学へ。あまりにもおそまつな発表だったが何とか終了。
報告の終了後には加賀の潜戸というところで遊覧船に乗る。
あの有名な賽の河原を見たり、潜戸鼻灯台を見たり。「神々が集う出雲の国」を思わせる素敵な時間。
きっと世界中にはもっと壮大な自然や建築やいろいろなスゴイものがあるのだろうけれども、その土地にはその土地にしかない素晴らしいものがたくさんあって、日本の中にもそういうところはたくさんあって、外国には外国のよさがあるんだろうけど、でも自分は日本のそういうところをまだまだたくさん見たいなと思った。
日本海の素晴らしい海を堪能したあとは、旅館で一風呂あびてから海の幸をいただきに外出。そして酔っ払って戻る。