コメントさんくすです

昨日高校バトンを書いたら,思いもかけず現役高校生という人からコメントをいただきました。ありがとう。
世間一般的には,というか卒業生一般的にはうちの卒業した高校は「いい学校だった!」という人がびっくりするぐらい多いので,高校時代にそんなにいい思い出ばかりじゃない私としてはとっても複雑なのですが,それでもやっぱり私の今を形成する重要なファクターも高校時代にはあったと思うので,そんなに否定ばっかりもしてられないかな。
なんとなく嘘臭いんですよね,自由と自律みたいなフレーズが。そう感じるのはたぶん私だけなのだろうけど。もちろん私の高校時代の嫌な思い出は学校とは関係ないところにも多分にあるのだけれど。

で,ふいにこの間その当時のすごい嫌な出来事を思い出してブルーになってしまったので,ここに吐き出してしまおうと思う。

高校一年生の時に私は生徒会役員をしていて,高校バトンをいただいたマーチ☆"さんはその時一緒に役員をしていた先輩なのだけれど(マーチ☆"さんは全然悪くないですよ!すっごいいい方でした)その時すっごい合わない人がいたのだ。それが会長だったんだけど。

当時私はいわゆる文芸部に所属していて,図書委員会のなかったうちの高校の図書室の蔵書点検は文芸部が司書の先生を手伝うことで成立していた。(蔵書点検ってやったことのある方はわかると思いますが,本当に大変なんです……)でも,文芸部は何せうちの高校のメインストリームどころかアウトロー路線まっしぐらな部活で,部としての存続がかなり危なかった(実際私の代で潰れたはずですが)。それで,当時生徒会役員だった私は「みんなの図書室なのだから,図書委員会を作って生徒みんなで何とかしたらええやん」と思い,図書委員会設立に向けて動き出した。他の人の反応はといえば,特に関心があるわけでもなく「やりたければ勝手にやれば」的なもので(と,私は感じた)まあ別にそんなこと気にせずにやっていたのです。
その当時うちの部活では時々【季報】という新聞のようなものを作ってはばら撒いていたのだけれど,そこにその問題を私は書いたのだ。大分アグレッシブな口調で。そのことで私に非があったのは認める。大分乱暴な書き方ではあったし。でも,それに対する会長の出方が凄かった。まず,私は一人で呼び出され,それについて詰問され謝罪させられた上,その記事のコピーに赤ペンでびっしり非難の書き込みが書かれた無記名の文書が私の自宅に届いた。会長の筆跡であることは明らかだったけど。それだけでなく毎週月曜のランチタイムに生徒会役員は集まっていたのだけれど,私が目の前にいるにも関わらず,私の非難を他の役員に対してし始めたのだ。これにはかなり参って,私はランチタイムが終わっても教室に戻れずトイレで泣くことしかできなかった(なんてかわいい当時の私)。

そんなこんなもあったり,他のこともあって私の高校生活はだんだん暗〜い方向へ落ちていった。このことを当時詳しく知っていたのは母親だけだったし,その母親も家から出て行くという状況に陥って,私はそれからどんどん学校に行かなくなった。もちろんそれだけじゃなくて,他のいろんなこととか自分の怠惰さとかもあるんだけど。

ここからは私の憶測とか噂話とかが混じった話になるのだけれど,当時私が一番仲のよかった文芸部とか演劇部の先輩たちはこの会長(及びその周辺の人々)とは仲が悪く,というか会長側の人々が先輩たちのことを見下している感じだったのだけれど(何せオタ路線まっしぐらだったし)そんなこともあり,またうちの部活が予算のことで予算委員会と揉めたりすることもあって(予算委員会の委員長は生徒会長の友達だった)余計に目障りだったんじゃないかという憶測。あと,私が特に嫌だったのはこの会長というのがあまりにもやる気ない感じで(生徒会の仕事に関して),というのも生徒会長になったのも全て内申書のためだったという噂。しかもそうまでして狙っていたある大学の指定校推薦が,科目の関係で彼ではなくうちの先輩の一人に決まったために余計に恨まれていたという噂。そしてそんな会長たちと一番対立していた彼の同級生と私が付き合い始めたために余計に嫌がらせされたという噂。

もう一つおまけに吐き出せば,うちの高校にはプロジェクトリサーチという卒論もどきの科目が2年生の時にあったのだけれど,そのためのアンケート(みんなよくやっていた)にその会長のいるクラスから回収したアンケートにだけ,いたずら書きというか無効回答があまりにも多かった。白紙ですらなかったし,会長の筆跡は私も知ってたから絶対にあれは私に対する嫌がらせだと思った。

おまけにもう一つだけ吐き出せば,一番気に入らなかったのはその会長とその周りの人々が結構女の子に人気があったらしいことだ。これだけ陰湿なことをした人がそんな風に評価されているということが嫌だった。欺瞞だと思った。


というわけで,ここにこれだけ吐き出したのでこの話はもう思い出さないことにする。
今頃彼は何をしているのかね。きっと世間的にはうまく立ち回ってるんだろうけど。