そしてあなたも私の心を打つ

 もうこれまでに何度もこんな話題のエントリを書いているのだけれど,こんなにしつこくこんなことを書いてしまうのは,もう終わってしまった恋にいいかげんにケリをつけたいからなのかな,とチャーリーこぎながら思索。

 またまたセックスより完全なものより引用。

私は今はもう性欲もあるしセックスが好きだけど勿論誰とでもしたいわけではなくて好きな人と繋がりたい。…(中略)…恋人には触りたいしキスしたいし欲情するし触られたいしキスされたいし欲情されたい。セックスするなら楽しみたいし一緒に気持ちよくなりたい。

 そういう気持ちを隠したりなかったことにしたり戸惑ったり悪いことみたいに思うのは寂しいなって思う。

(中略)

 セックスはしたいけど怖いのはセックスをすることによって愛されていないと思い知ることで寂しいのは愛情のないセックスで、でも好きで好きでしょうがないラブラブセックスだったらこれ以上はないくらい幸せだってことをわかってほしい。好きな人とセックスするのは幸せだからしたいもん。

 まだ私が20歳のコムスメだった頃に,その頃の恋人と久しぶりに体を重ねて事がすべて終わったときに「今のでもうわかるでしょう?俺たちもう終わりなんだよ」って言われたことがある。私は今までこの話を誰かにする時に「そんなもんわかるかってんだよ,ねぇ!!」って言ってきたけど,本当は私もわかってた。今から考えたら幼い恋だったのかもしれない。だけど,その時には精一杯の恋だった。全力の恋だった。だから,お互い大好きでお互いがお互いを狂おしいほどに求めていた頃のやり方とは全然違ったその時のセックスは,今でも忘れられない。もう愛されてないんだって思い知ったから,悲しかったけど辛かったけど終わりを認めざるを得なかった。あんなセックスはもう二度としたくない。

 体で(も)つながりたいという私の気持ちがわからないという人の気持ちを否定することも非難することもできない。人はそれぞれだから。でも,そのことが深く私を傷つけていたということは事実で,そのことでそういう気持ちをないことにしていったし,そうする以外にどうすることもできなかった。だって大好きだったんだもの。たとえ体はつながらなくても,そんなことはたいしたことじゃないって思いたかった。でも,その努力が私の気持ちを変えていってしまったんだ。だって苦しかったから。努力してもどうにもならなかったから。思いたかったけど思えなかったから。いつもいつも空回りの一人相撲だったから。とてもとても悲しかったけれど。

 別れの理由はひとつじゃない。理由をあげればきりがない。何を言葉にしてもどれも本当だけど,どれも核心じゃない。だからこれはひとつの理由にすぎないけれど,ひとつの理由でもあるんだ。努力してもどうにもならないことが自分の至らなさだと自分を責めるのはもう終わりにしたい。これは終わるべくして終わったことなんだと早く思いたい。どんなに好きでも一緒にいることが辛かったことなんて早く忘れたい。忘れることなんて無理だってわかってるけど。



 こうして前に進み出すために背中を押してくれた人がいるから今の私がいる。大切な感情を思い出させてくれてありがとう。この道の先に何があるかわからないけれど,それでも私はこの道を選んだことを後悔したくないから,涙はまだとっておくね。