遠くイタリアの空の下から

 とりあえず風邪がこれ以上悪化しないようにひたすら眠る。こんなに寝てていいんだろうか,というほど寝る。
 少し落ち着いたところで,修士論文の主査をお願いする先生と,副査をお願いする先生にあらためて確認のメールを送る。学部の頃の指導教官で,本来であれば主査をお願いするべき先生が在外研究で一年間イタリアに行かれるため,私が2年で修了するつもりであれば主査をお願いすることはできない。それを知らされたのが院試が終わった後なんだから酷い話なんだが,ちゃんと他の先生にあたりをつけておいてくれたのでまあよしとしよう。
 紀要論文の〆切が2月3日で今それに追われてるんだけれども,もっと早くに終わらせるつもりがいろんなところで話をひっくり返し,ひっくり返し,ひっくり返しされているので,もうひっくり返すネタすらなくてかなり辛い。それでも,何度でも私の話を聞いてくれて,一緒に考えてくれて,ひっくり返してくれるのは(!)きっと私がそれでも這い上がってくるだろう,と期待してくれているからだとポジティブに考えることにして,まだ私はあきらめていない。
 で,その元指導教官が日曜からイタリアに偵察に行くという。副査の先生も一緒に,だ。よってもう〆切までに指導を受けるチャンスは殆どない。で,主査の先生はこれまた海外出張でいらっしゃらないので無理。つまり,自力で何とかするしかないわけです。まあ自力で何とかするのは当たり前なんだけど……なんというか,ねぇ。まあ遥か遠くイタリアの地で二人で珍道中して来るんだろうなぁとぼーっと考えながら,とりあえず今日は眠り姫になるわけです。